あの花の映画見てきた

あの花、Blu-rayで揃えちゃったりする程に好き。

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普段アニメ見ないんだけど、あの花は何故か見てた。当時、「眼鏡とgamellaのサブカルパジャマトーク」というポッドキャストを良く聞いていて、gamellaさんのblogで「あの花」が大変評判いいらしいという記事を読んで気になったという流れだった気がする。

なのでアニメ界隈での評判どうのこうのは知らない。

「あの花」のざっくりしたストーリーは、小学校の頃に良かった友達同士が、ある事件をキッカケに疎遠になっちゃうんだけども、5年後の不思議な出来事がまた少しずつ友達同士を引き寄せ始めると言った感じ。なんていうかみんな過去の事件に対していろんな後悔をしてて、つらい感じで生きてる。

こういう、本当はあの頃のままずっと一緒に居たかったっていう関係を思い起こさせるストーリーはに弱い。正直、あの頃に戻りたいなんて時点はあまりないんだけど、割と仲よかった人との別れというのは程度の差はあれ何だか寂しいなと思うことは多々ある。割りと人と仲良くなると、早い段階で全力で相手に心を許しすぎているのが悪いのかもしれない。相手は特に何にも覚えてないみたいなノリも本当に多いが、さすがに神経も図太くならざるを得ない感じでそうのは慣れた(ことになっていて未だに傷ついてばかりである)。その辺はきっと防衛本能的に何かが働いているので何とか生きていられているぽい。もしくは、おっさんになるにつれて、つらい気持ち自体をすぐに忘れてしまうのかもしれない。

急に謎の話をしたが、さらに続ける。自分のこのつらい感じの人間関係は多分幼少期に形成されていて、その原因も何となく分かる。思春期に、周囲に比べて明らかに異質である自分に気付いたところから、それがコンプレックスとなりつらさ高まる人生が始まったと思っている。なので自分にとっては、戻りたいあの頃は、どちらかと言うとコンプレックスが形成される前の純粋な自分なのかもしれない。と言いつつ、本当に仲の良い(と思い込んでいるような)関係性のなかではそういった自身のコンプレックスも忘れさせてくれたということを思い出したので、そういう関係性を懐かしむ心もあるかも。

とりとめもなく適当に書いたので何が言いたいのかさっぱり分からない。急な脱線でやばい。でも、ゆるふわ日記の方だからそれぐらいでいいやと思ってる。

さて、私にとってあの花とは、そういう純真な心を思い起こさせてくれる、つらいアニメである。なので映画始まった途端になんか知らんけど涙出てたし、なんていうかだいたい泣いてた。しかも、ここ泣くシーンじゃねえだろみたいな何気ないシーンこそ泣ける。何なんだろう。よくわからない。人生におけるいろんな懐かしい人を思い浮かべては、「はー、わかるー」とか思いながら泣いてた。あとまあ純粋に物語に入り込んで泣いてたという側面もある。とにかく泣いてたし、なんか冷静に考えるとキモイ。

そんでまあ、ずびずみ泣きながら、エンディングロールで心落ち着かせようとしてたらテーマソングにこれまたやられて、もうズタボロ。なのでよし、この曲買おうって思った。

あの花のストーリー自身というよりも、そこから連想される過去の色々で多分泣いてる。

映画のパンフレットも久々に買ったし、主題歌も買ったし、自分の中で色々盛り上がった。こういう気分にさせてくれる映画はよい。すごくよい。泣きたい時に見たくなる。それが自分にとっての、あの花なのかもしれない。

あ、あと映画の中で西野カナの曲がさり気なく出てくるんだけど、映画見たあとにタワレコに行ったらその曲がかかってて、何だか粋だな、と思った。

そういうわけで、会いたくて会いたくて震えてます。