iCloudをサインアウトする前にApple IDを変えてしまうとつらい

家族の携帯キャリアをIIJmioに統一し、iPhone4からiPhone6sへ機種変した。

LINEの過去トークを含めてすべてのデータをとっておきたいとのことで、

  • iPhone4をiTunes経由でMacにバックアップ(LINEのトーク移行には暗号化をONにするのがポイントらしい)
  • 買ってきたばかりのまったく新しいiPhone6sをiPhone4のバックアップから復元

という手順で移行する計画で進めた。

このとき、移行後のiPhone6sでiCloudがサインアウト出来ずにつらかった話。

Apple IDを変えた

今回、Apple IDがキャリアメールアドレスだったのでApple ID自体をgmailのアドレスに変える必要があった(hoge@carrier.example.netから、hoge@examle.comへ変更するものとするイメージ)。

Apple IDを変更したのでiPhone側のiTunesの設定とiCloudをサインアウトし、サインインしなおすことになる。このときiCloudで「iPhoneを探す」設定をしていると面倒くさい。

Apple ID変更前にiCloudをサインアウトしていれば、何の問題もないが、先にiCloudのサインアウトするのを忘れているとつらい。

iCloudからサインアウト出来ない

Apple IDを変えた後でも、iTunesは難なくサインアウト出来る。んが、iCloudをサインアウトしようとすると

「iPhoneを探す」をオフにするには、現在設定しているhoge@carrier.example.netのパスワードを入力してね

的なことを言われる。しかし、すでにAppleIDをhoge@carrier.example.netからhoge@example.comへ変更しているので自分のAppleIDを入力しても「そのIDはロックされています」と言われてどうにもならない。初期化しようとしても「iPhoneを探す」をオフにする過程で同じ状況。セキュリティ意識が高い!

解決策

(2015年11月29日現在はこの手順が有効だった)

解決策は、AppleのウェブサイトからAppleIDを一時的に前のアドレスに戻す こと。戻した際に確認のメールアドレスを送信云々表示されるが無視する。ていうか、無視したくなくてももうそのキャリアアドレスは受け取れないので無視せざるをえないので若干不安な気持ちになるが強い心で先へ進む。

この状態で、iCloudをサインアウトしようとすると先ほどと同じように

「iPhoneを探す」をオフにするには、現在設定しているhoge@carrier.example.netのパスワードを入力してね

と言われるので、パスワードを入力すると「iPhoneを探す」をオフに出来て、iCloudからもサインアウト出来る。

そして、ウェブサイトからAppleIDをまたhoge@example.comへ変更する。今度はこのメール宛の確認メールは踏んでおく。

こうして、ようやくiTunesとiCloudからサインアウト出来たので、一旦iPhone6sを初期化する。

サインアウトさえ出来れば計画通りの作業が可能となるので、iPhone4でも同じ手順で両方サインアウトして、バックアップを再取得し、iPhone6sを初期化して初めからやりなおして、うまくいった。

途中で諦めそうになった

これはApple IDのバグ?いや、仕様だと思い、もうiPhoneを交換するしか無いかとまで思ったが、ココで諦めてはいかん!という謎のモチベーションにより問題を解決できたの良かった。

なんせ、

SIMフリー版iPhoneをAppleで交換したらSIMロックが掛かっちゃって…もう大変さ。 | Tools 4 Hack

こういう話を知っていたので、SIMフリーiPhoneの交換はコミュニケーションミスが怖くてやりたくなかったのだ。とにかく解決してよかった。

Apple IDを変える際には事前に全デバイスのiCloudをサインアウトするんだ!